みなさんこんにちは。
神奈川県相模原市・山梨県上野原市で活動する小島工務店です。
弊社は環境負荷の少ないサスティナブルな家づくりや、施主参加型の家づくりを目指しています。
伝統再築士などの資格もあり、古民家再生なども得意としています。
現在、神奈川県内で新築住宅の準備を進めています。
静岡県の天竜杉・檜の材料が届き、墨付けを開始しました。
材料は有限会社アマノさんのものです。
天然乾燥材です。
他の大工さんに手伝いに来てもらい、順次刻みも行なっていきます。
うちには刻めるほど大きな作業場がないので、材木屋さんの刻屋(作業小屋)を
お借りして進めています。
山があって、景色のいいところです。
墨付けに先行して、大工がベニヤに図面を書き起こします。
これを手板と呼んでいます。
各階の平面図と伏図です。
書きながら、頭の中に家の構造をインプットするのだそうです。
現在はほとんどの住宅(99%と言われています)がプレカットと呼ばれる、
工場で加工してきた材料を現場で組み立てるところから
大工の仕事スタートとなっていますが、
弊社では手刻みをやっていきたいと思っています。
大工が材料を受け取り、まずはどの材料をどこにどう使うかなど、
吟味して選んでいきます。
その後1本1本の木に墨付けをしていきます。
継手・仕口などの指示を書いていくのです。
刻みに入る前の大事な作業です。
工場でカットしてきたら間違いは起きないかもしれません。
でも、大工からしたら、こんな楽しい作業なら自分でやりたいのです。
手刻みした家というのは、最後まで面倒を見たいと入れ込んでしまうものです。
大事につくっていきたいです。