みなさんこんにちは。
神奈川県相模原市・山梨県上野原市で活動する小島工務店です。
弊社は環境負荷の少ないサスティナブルな家づくりや、施主参加型の家づくりを目指しています。
伝統再築士などの資格もあり、古民家再生なども得意としています。
今回は、古民家の床下に長い年月をかけて溜まってしまった土をすきとる作業についてです。

土台が埋もれてしまったり、

根っこが土台に絡まってしまったり、

礎石も埋まって、柱の根本より上に土があるような状態のところもありました。

なんとかお施主様と力を合わせ、すきとった土を土嚢袋に入れ、運び出しました。
結構な力仕事です。
この時、耕運機が大変役に立ちました!
今回、古い状態に沿うように直す、ということを念頭に置き、
土はすきとりますが、基礎までコンクリートブロックで増築されていた浴室などを解体し、
床下空間の風通しをよくしていきます。
今後は床下や縁の下に物を置かないようにしてほしいと話しています。
直し方ですが、基本は石場建てなので、
新たに防湿コンクリートなどは打ちません。
布基礎やベタ基礎が打ってある家とは違い、外側からぐるりと見たり、
潜って入り、確認することが出来ます。
基礎に止まっていないので柱一本から修繕が容易にできるのも、
石場建ての古民家ならではの良さですね。




